応用化学科が大学で学ぶこと

化学科について

高校生の頃、どの学部のどんな学科に進むのかを考えるときまずは学科の名前から判断することが多いと思う。私はたまたま化学が他の科目よりは得意だったのでとりあず「化学」と名の付く学科を調べた記憶がある。ところが、一言に化学といっても化学科や化学工学、応用化学、材料化学などいろいろある。同じ化学でも学科によって重点的に学ぶことは大きく異なるため入学する前にそれらの違いを調べておくことはとても大事である。ここでは、私が所属していた化学システム工学科(化学工学と応用化学)について述べようと思う。

また、私が応用化学専攻に至った経緯についての記事もあるので、よかったらこちらもご覧ください。

応用化学専攻の道へ

応用化学科が大学で学ぶこと

私が所属していた新潟大学工学部の化学システム工学科では化学工学と応用化学のどちらも履修することになる。上級生になるとどちらのコースに進学するかを選択する。最終的に私は応用化学コースに進学した。

応用化学コースでは正直理学部の化学科と学ぶ内容はそんなに変わらないと思う。大まかにいうと有機化学・無機化学・物理化学・高分子化学・分析化学の5つを幅広く学ぶ。これら5つの中にもさらに細分化し分野が存在する。例えば、物理化学では熱力学や量子化学といった分野である。理学部はこれらの5つのうちの1つもしくは複数の分野をより深く根本的な原理を追及すると言ったところだと思う。応用化学はこれらを総合的に学んで世の中に役立つ製品(プラスチックや電子デバイス、エネルギーなど)を開発するための知識や考え方を学ぶ。

私が専攻したのは物理化学でエネルギーに関する分野である。エネルギーというと機械系のイメージが強いが、化学独自の視点から再生可能エネルギーについて研究している。ただ、研究は応用化学のみを扱わけではない。私が進学予定の東工大の大学院では、発電を制御するためにプログラミングを扱うし、反応装置の仕組みを理解するには化学工学の知識も必要である。このように、研究には幅広い知識が必要である。

化学工学コースで学ぶこと

化学工学では主に大規模な反応装置の仕組みやガスや液体など流体のふるまい・原理などを学ぶ。つまりはある化学製品を効率的に大量生産するためにはどのような装置を設計すればよいかを学ぶのである。こちらは応用化学のような幅広い化学の基礎知識を学ぶというよりは流体や反応装置の設計のための計算の仕方などを重点的に学ぶ。したがって応用化学よりは計算が多いイメージである。

応用化学か化学工学か

どちらの分野も人間社会において需要が高いので、自分の興味を持った方に進学すればよいと思う。私のように学部時代では応用化学を専攻し、大学院では化学工学がメインの研究室に行くことも可能であるのでそういった選択肢もあるということだけ知っておいてほしい。

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