化学科は忙しいの?きつい?実際のところどうなのか 

化学科について

皆さんこんにちは。私は普段は大学化学について院試の過去問を用いて解説している、みやぶろがーといいます。

今回はどんな記事を書くんだい?

今回は国立工学部の応用化学科に所属している私が、実際のところ化学科は忙しいのかについて書こうと思うんだ。

化学科ってなんだか忙しそうだもんね~

完全に主観になってしまいますが、私はスーパー一般人なので多くの方に当てはまるのではないかなと思います。それでは、いきましょう。

化学科は忙しいの?きつい?実際のところどうなのか

さて、化学科が忙しいのかどうか、結論から申しますと、、、、忙しいです・・・。

みやぶろがー
みやぶろがー

本当に忙しいんだ・・・

僕なんて一日の大半は寝てるのに大変だね

これは工学部や理学部といった理系学部全体に言えることですが、まず、とにかく履修しなければいけない講義数が多いです。

大学生といえば、シラバスなどを読んで自分の興味のある講義を選んで時間割を自分でカスタマイズするというイメージがあると思います。

確かに履修登録は各自でやるし各々履修する講義は違います。

特に、教養科目(主に1年生がとる専門分野とは異なり様々な学部の学生が履修する)は人によってかなり履修する講義が異なると思います。

実際に私の所属している大学も総合大学であり様々な教養科目が用意されていました。

1年生のうちはほとんどが教養科目なので、ここまでは皆さんが持つ’大学生’のイメージと合致しています。しかし、それは1年生の間だけです。

2年生からは専門科目だらけ

2年生になると本格的に専門科目の勉強になります。化学科でいうと、有機化学・無機化学・物理化学・化学工学・分析化学・高分子化学です。

そのほかにも放射化学や固体化学などより専門性が高い科目も多く履修する必要があります。

いろんな化学があるんだね~

私の学科では有機化学と物理化学は2年生~3年生の間は毎学期あったような気がします。

講義名は分子設計化学や有機合成化学など様々ですが、結局は1つの教科書を分割して複数の講義で順に説明しているだけです。

(ちなみに有機化学の教科書だけでも上下巻合わせて3000ぺージ近くあり、定期テストの範囲は300ページとか平気で出してきます・・・)。

血眼で反応機構を頭に叩き込んだなぁ・・・。

まぁ試験が有機化学だけならなんとか頑張ろうと思えるかもしれませんが、基本的に定期試験はいつも5~8科目くらいあります。

高校生までは一夜漬けでなんとかなります。

大学生でもそのノリでいくと確実に死亡します。私もいままで数々の犠牲者を見てきました。

一番メンタルがやられるのは合格ラインぎりぎりで単位を落とすときです(60点以上で合格)。

中途半端に勉強するとこうなります。私も何度か50点台後半をたたき出したことがありましたが、さすがにメンタルがやられて教授にキレそうになりました。

うちの大学はよく爆破予告されますが、おそらくぎりぎりで単位を落とした奴らの仕業なのではないかという仮説をひそかに立てていましたが、まぁその気持ちもわからないでもないです(実際にそんなことしたら犯罪なのでダメですよ)。

さて、話が脱線しましたが、とにかく2年生からは専門科目が多いのです。

これは何を意味するのかというと、自由に時間割をカスタマイズするにはただでさえ履修しなければならない科目からさらに自分でとりたい科目を増やすということです。

普通の大学生はそんなことしません。

というかそんなことしたら各科目の試験勉強に当てられる勉強時間が減って良い点数をとるためには大変な努力をしなければなりません。

理系学生は4年生に研究室に配属されますが、これは成績が高い順に希望する研究室に配属されるため、理系学部生にとって成績はめちゃくちゃ大事です。

それに比べて文系は・・・。

やめておこうか・・・。

ちなみに私はどんなに講義をとっても学費は変わらないのだから、せっかくだからたくさんとろう!といういかにも安直な考えで専門科目の他にもたくさんの講義を履修していました。

まぁ成績はご想像にお任せします。

またまた話が脱線しそうになりましたが、何が言いたいかというと、理系学部生が時間割をカスタマイズするのは大変だよってことです。

毎日課題が出る

さて、専門科目の履修が始まると、授業の最後に課題が課されることが大半です。

課題ばっかり出しやがって!

また、何回か授業をした後に大レポートみたいな形で講義の総復習の割と大きなレポートが複数出されることも多いです。

当然ですが、これらは成績に含まれます。この課題をしっかりと出さないと単位を取ることは難しいです。

ましてやいい点を取るにはたった1回の課題を提出しないだけでも結構な痛手です。一週間に受ける講義数は、一日平均4コマだとすると20コマです。

さすがにすべての授業が毎回課題が出ることはありませんが、大体の授業は課題がでるので、一週間に提出する課題の数がだいたい予測できるのではないでしょうか。

うひぁ~たくさん出そうだね~笑

まったく他人事みたいに言っちゃってさ

まぁ、犬だからね・・・。

実験が始まるといよいよ忙しさがMAXに

さて、2年後期あたりから実験が始まります。ここからの話は理系学部生というよりは私の所属している化学科について述べていきます(他の学科とは異なる部分が多くなるためです)。

実験ってなんだかおもしろそう!

私の学科では、分析化学実験・無機化学実験・物理化学実験・高分子化学実験・有機化学実験の5つがありました。多くの人たちはこの実験のおかげで(せいで?)化学科は忙しいと言われています。

そうです、この実験が忙しいのです・・・。いやぁ、今となればよい思い出ですが、とにかく時間が足りませんでした。

皆さんがイメージしてる実験の忙しさはおそらく実験をやっているときが忙しいのかなぁみたいな感じではないでしょうか。

え、違うの??

実は違うんだな~

忙しいのは実験の前と後なのです。

実験の流れを説明すると、まずは実験ノートというものを用意するよう言われ配布された実験計画書をもとに次回行う実験の予習をします。

この予習には実験の手順や扱う現象や定理をあらかじめ勉強して実験ノートにまとめます。実験の手順は当日に作業しながら見やすいように工夫してまとめます。

この実験ノートは実験する前日あたりに提出します。この予習や実験ノートの製作時間は1階の実験でだいたい2~3時間くらいでしょうか。

まぁ、これくらいは我慢できます。

実験が終わると、実験レポートを提出します。

実験の手順や実験の結果、結果から何が言えるのか、なぜこのような結果が得られたのかを論理的に記述する考察などを書きます。

この実験レポートがくそめんどくさいんです。

くそめんどくさいんです

一番めんどくさいのが考察を考えることです。

実験はだいたいはうまくいくのですが、例えば10個のデータを取る必要があって、1つだけ明らかに得られるはずのない数値が出たとします。

この場合、なぜそのような値が得られたのか、そういったデータが出てこないようにするにはどうすればいいのかを論理的にレポートに記述しなければなりません。

実験の経験が浅い学生にそういったことを考えるのは非常に大変です。

また、得られた結果から何が言えるのかをいろんな視点から考えなければなりません。

例えば、ガラスをある特殊な液体に浸して乾かすと、強度がアップした強化ガラスが得られます。これを器具を使って割っちゃいます。

このとき、ガラスはひび割れて、しまいには破片が飛び散って完全に割れてしまいます。この割れ方について皆さんはA41枚分の考察が書けるでしょうか。

めんどくさそう・・・。

どのようにヒビが入ったのか、破片の形や大きさを見て、それらがガラスの強度とどのような関係があるのかを頑張って考えるのです。

そんなこと一人で考え続けたってわかるはずもないのでひたすらインターネットや書籍で調べまくります。そんなこんなで1つの実験のレポートを製作するのに多くの時間を費やします。

提出日前日はだいたい徹夜をしていました。

夕方にふつうの講義を受けてから、家に帰って実験レポートを製作し、気付いたら朝になり焦って無理やり終わらせてそのまますぐに大学に行って授業を受けて・・・みたいな日々でした。

今思うとある意味青春だったなぁ~笑

ちなみに実験の時期は週に4日間あり、大体2種類の実験(火水は高分子実験、木金は物理化学みたいな)を行うので提出するレポートも週に2つ分でした。まぁ、無事死にましたよね。

化学科の実験は圧倒的に拘束時間が長い

また実験の話かよ!

まぁまぁ落ち着いて

化学科が忙しい理由の一つに実験の拘束時間が長いことが言えます。

化学はとにかく手順が多いです。加熱したりろ過したり液体を2つに分けたり・・・。

細かい手順が多いうえに、一度間違えると元に戻せないことが多いです。

例えば、化学のよくある作業の一つに分液ロートを用いて液体を2つに分ける作業があります。このとき、片方の液体は捨ててもう片方は取っておきます。

この時、取っておくべき方を捨てたりしたらまぁ大変です。それに気づかずに次の作業に進んであれ?おかしいなと気付いたころにはもうおしまいです。

最悪だね・・・。

私の友人にもそれをやったやつがいて、見事に実験失敗して再度最初からやっていました・・・。

また、化学実験はとにかく待ち時間が長いです。1時間加熱してちょこっと液体をいじって再度1時間加熱して・・・。

そんなことの繰り返しです。有機化学実験では特にそれが多いです。

お昼に実験を開始して終わるのが19時なんてことはザラにあります。それを週4日つづけて4単位しかもらえません。文系の同じ4単位とは労力が段違いです。くそったr・・・。失礼しました。

犬でよかった・・・。

理系学部生はバイトできるのか問題

さて、化学科は忙しいんだよってことをつらつら書いていきましたが、バイトをする余裕はあるのかということも気になると思います。

バイトしてみたかったな~

大学生ってやっぱりいろんなアルバイトをして世の中をのぞいてみることも大きな魅力の一つですよね。

結論から言いますと、バイトはできるけどスケジュール管理はしっかりしなければならないです。

化学科は忙しいといえど、年がら年中毎日忙しいわけではありません。春休みや夏休みなど長期の休み期間はもちろん、テスト期間外では週末などはバイトに費やせると思います。

また、平日も時期によっては可能です。ただ、ここで非常に大事なのはスケジュール管理です。

スケジュールを完璧に管理するのって意外と難しい

例えば、月曜日に課題を出されて水曜日までに提出する必要があるとします。

この時、火曜日にバイトを入れてしまうと課題をやる時間は月曜日の学校が終わった後しかありません。

月・火でバイト入れると課題をやる時間は夜中しかなくなりますよね。

ちょちょっとできる課題ならいいですが、実験レポートや授業の大レポートとなるとちょっとの時間では終わりません。

このように課題をやる時間をしっかりと計算してバイトのシフトを入れなければなりません。

これって結構大変で気付いたら課題をやる時間がない!やばい!ちょっと見せて・・・。

なんて時もそれなりにありました。この授業は毎回課題が出るから前日にバイトは入れられないな。

この授業の課題は提出が1週間後だから何曜日にバイト入れられるな、みたいな感じでスケジュールを立てます。

こんな感じでしっかりとスケジュール管理ができるならバイトは可能です。というか、バイトは絶対にやっておくべきだと私は思います。

私は居酒屋4年間と塾講師や家庭教師、結婚式場のスタッフなんかもやってたな。

随分いろんな仕事したんだね

社会に出る前にお金を稼ぐ経験をしたり、職種によりますが、接客だったらどうすればより良い接客ができるか考えたりすることは非常に大事です。

それだけではなく、忙しい中でもしっかりとスケジュール管理ができるようになることは社会人になるためにとても大事な能力です

(まだ社会人じゃないくせに偉そうなこと言うなと思うかもしれませんが、絶対大事ですよね。たぶん!)。

ちなみに私は毎年100万ほどバイトで稼いでいました。多い週で週5回出勤したりしてました。もちろん私も最初からスケジュール管理が完璧にできたわけではありません。

はじめのうちはよく課題があるのにバイトを入れてしまい、バイトが終わり終電で帰って日付が変わってから課題をやって朝になってそのまま大学に行ったことも何度もあります。

大変だったけど、バイトもやってちゃんと大学にも行ってる俺カッケーってうぬぼれたりなによりそんな生活しているうちに慣れてきます。

何言ってるのさ

さすがにその頃の成績はお察しですが、そんなことを繰り返してくうちにだんだんとスケジュール管理能力は上がっていきます。

人間って学習する生き物であることを身をもって感じます。スケジュールがしっかりすると自然と成績も安定していきます。

最終的に私の成績は学科の上位10%以内でした。決して容量がいいタイプではない私でもできるのだからだれでもできると思います。

まとめ

これまで化学科の忙しさについて延々と述べてきましたが、結局は本人のやる気次第です。

結局それかよって思うかもしれませんが、’忙しいからできない’は言い訳にすぎません。忙しいけど時間を作ってなんとかするのです

人間、やってみれば意外と何とかなるものです。大学の4年間はあっという間です。

楽に過ごそうと思えば4年間楽に過ごすことも可能です。

楽に過ごそうが日々の課題やバイトなどいろんな経験をして過ごそうが同じ4年間です。

どちらが有意義な4年間かは明白です。

え、どっち??

・・・。

これから大学生になる方は4年後思い出したときにあれをやっておけばよかった、もっと勉強しておけばよかったなど後悔しないようにしてください。

社会人になった方でそのように学生のうちにもっと勉強しておけばよかったという意見は腐るほど聞いてきましたし、私の周りにもたくさんいます。

そんなことがないように大学4年間をいろんな意味で満喫してほしいです。まぁ、私はあと2年間大学院で実験奴隷になるんですけどね。

あと2年間か・・・。

がんばれ~笑

大学院といえば、本サイトでは大学院試験についての情報や院試の過去問を用いて大学化学の解説をしているので、これから大学生になる方は普段の勉強の、これから大学院進学を考えている方は院進の準備の参考にしてください。

また、質問などございましたらお問い合わせのTwitterからDMを送ってくだされば答えられる範囲で記事にします。

コメント

  1. […] […]

  2. こみや より:

    いきなり失礼します!🦑
    自分、三四郎こみや(@young_komiya)という名前でブログを3年やっている者です!

    1つアンケートを行って頂きたく、ご連絡しました。

    現在、初心者ブロガー向けのブログを作成していて、悩みをリサーチしています。

    ブロガーさん用の特典も用意していますので、良かったら返信、ご協力よろしくお願いします!

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